|
|
| |
1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災は、6,434名もの尊い犠牲と多大な被害をもたらしました。その中で被災された方々の生活再建には生活の基盤となる住宅の再建が最も重要なことなのですが、そのための自助努力や公的資金には限界があったというのが実状です。
この教訓から兵庫県では将来の自然災害に備えるため、自然災害で被災した住宅の所有者が共に助け合う『兵庫県住宅再建共済制度』を全国に先駆けて制度化し、普及を図っていますが、やはりなんといっても被害を最小限にとどめる家づくりこそが一番大切なことです。
|
| |
| <メタルフィット工法> |
| |
 |
| |
従来の木造軸組工法の継手・仕口を金物に置き換えた各種工法の中でも、メタルフィット工法はボルトやナットを一切使わない唯一の金物工法です。
この革新工法の支柱となっているのがドリフトピンだけで木材を接合するメタット金物です。このメタット金物による接合は、接合部の緩みが発生せず、新築時の性能を長期間にわたって維持することができます。しかも、一般製造品(ムク材)よりも強度に優れる、専用工場でプレカットされた構造用集成材と構造用面材を使用したモノコック構造は高耐震の建物を実現し、従来の木造住宅ではなし得なかった立体解析と許容応力度設計による構造計算によってその安全性が確かめられています。
さらに、ドリフトピンを打ち込むだけの施工は、施工時のバラツキを無くし構造設計時の安全性を確保できます。 |
| |
 |
| |
| 【高品質・高精度な金物】 |
| メタット金物のうち染受け金物(S-3A・3B、S-2A・2B、S-V1・V2)は精密鋳造品加工に用いられるロストワックス法で製作されており、その規格はJIS
G5101に規定されるSC450(炭素鋼鋳鋼)としています。また、柱頭・柱脚に用いる金物(HD-H・HD-L・HD-W)や各ピン類(ドリフトピン・Fピン・Mピン)はJIS
G3101に規定されるSS400ならびにJIS G3131に規定されるSPHCとしています。これらの品質と精度がメタルフィット工法の基本となっています。 |
| |
| 【自慢の防錆性能】 |
| メタット金物にはダクロタイズド処理という防錆処理が施され、塩水噴霧試験においても自動車の防錆性能に求められる1,000時間の約2.6倍におよぶ2,640時間という優れた防錆性能を誇ります。 |
| |
| ■塩水噴霧試験の2,640時間後のメタット金物 |
 |
| |
| 【信頼の証】 |
| メタルフィット工法は在来木造住宅の良さをそのままに、より丈夫で信頼性の高い工法として(財)日本・住宅木材技術センターより、良質な軸組木造住宅の合理化した生産供給システムを対象とした『木造住宅合理化システム認定』を平成4年度から継続して受けています。また、阪神大震災後の基準法改正においてもメタット金物は基準法適合金物として確認されています。 |
|
|
|
● 木よりも強い木●
一般製材は節、割れ等があるため強度が一定でなくバラツキが大きいので構造計算を必要とする建物には不向きとされています。一方、構造用集成材は大節、割れ、腐れ等の欠点を除去したラミナー(薄板)を積層して製作されるため、一般製材に比べ1.5倍の強度があり、平均含水率が8〜15%とJAS規格で乾燥材の条件として示されている25%を大幅に下まわる数値であることから経年による収縮やくるいが発生しにくく精度の高い骨組みが維持できます。そうした高い品質と強度、安定した性能を確保できることから構造計算に適しています。
|
|
|
|
壁・床・屋根を構造用パネルですっぽり囲み、躯体と一体化させた箱状の構造をつくり上げることで、地震や台風による力を一点に集中しないようバランスよく分散し、筋交いや火打梁を使用した壁や床と比べても数倍の耐力を堅持します。
|
 |
| |
(構造用パネル)
| |
一方向の力にしか役割を果たさない筋交いに対し、構造用パネルは上下・左右の揺れにも大きな耐力を発揮します。壁の強さは片側で2.5倍の壁耐力になり、両面では最大5倍の耐力が得られます。 |
|
| |
 |
|
|
|
| ダクロタイズド処理は世界各国で特許を得た防錆システムで、金属亜鉛を3価クロムで結合し、高い耐蝕性を有する銀白色の被膜を形成し、耐蝕性、耐熱性、水素脆性の無さ、付き廻り性の良さ、上に塗装が可能、電蝕対策などを理由として、日本の全自動車メーカー、土木工事関係では青函トンネル、東京湾岸横断道路、地下鉄工事などのプロジェクトと、幅広い業界に広がっています。 |
| |
| 振動試験の様子はコチラ |
| |
 |